白1に対して黒2と打つのはとても自然な石の流れ、打つ人が多いため新・王道進行と呼ばれるようになった。正三角形もどきもこういった呼び方が欲しかった。

スライダーになった場合

白1から白3までの形をスライダーと呼び、一つの布石として多用されるようになった。文字通り変化球気味の手であるこの形を研究してみたい。

よくありそうなのは黒1と上辺に展開すること、しかし白2と打たれて対応が難しくなってきます。

黒1には白2と様子見を打ってみるのがポイントで、黒3には白4と打って横にアテの手を見ます。やや白持ち。

黒1カケには白2から番号順に出切っていき…

黒1には白2から白4と白6を打つことができるので、打ちたいところ全て白が打てている印象です。これは白が良いと思います。

上記のような理由から黒1は中々打たれないんだと思います、形はいいんですが一手で右辺をまとめることができないので難しい碁になりがちです。そこで

黒1という打ち方が良く見られるようになりました、今ではスライダーに対してはこの一手という感じで定石化されています。

双方無難に打てばこんなところに思えますがどちらかといえば黒のほうが打ちやすいかもしれません、白7はハネ出しも狙っている手ですがレートが2000位無いとうまくいかないかも…もしこの図が厳しいならアンドロメダにして打っていった方が良いと思います。

実戦では白1に対し黒2と打ってくる人もいるかもしれませんが、以下番号順で大丈夫です。これは白持ち。

白1に対し黒2と打ってくるならば、白3とタケフにするのがポイントで右下黒の薄さが強調されています、白持ち。

白1には以下番号順にほとんど一本道で左下の白を取れます、白5に対して受けないで黒6から黒8が攻め合いの急所なのでそこさえ何とかなれば後は普通に打って大丈夫です。

このテーマに限らず九路盤高段者が形のノビではなく黒1のようなハイを打っているのは二か所で生きようとしたときにもう片方に負担を掛けないようにする場合がほとんどです、全体を見ていたわけですねぇ。