この打ち方をした棋士で有名だったのは自分が知る限り、当時天才的な強さを誇っていた梶原九段だったと思う。意外性のある手ナンバーワンで実際は結構歴史が深いみたい。この形を研究してみる。

白5と打ってきた場合

白5と打つ変化は時々見る形でありゴリゴリした力勝負になりやすい、この形を研究してみる。

何も考えず黒1と打つと以下白6までほとんど一本道の変化となります、続いて

※黒5は白10の地点
黒1には下辺白を曲がって生きないのがポイントで白2と動き出すことが肝要な手となります、白4には黒5と打つのが手筋で単に黒が白18の点で継ぐよりもしっかりした手となります。以下番号順に打って白18には黒がコウにしてくるかもしれませんが上辺に多めにコウ材があり大丈夫です、この図はヨセで際どく白良しです。

黒1と白2の交換は黒3という勝負手があります、ここで下辺を守らずに白4から白6と上辺を打つのがポイントで、強引に黒7と取りに来たら下辺は捨て石として考えれば白10まで白が優勢です。後は上辺に意識を集中させて守っていけば残ります。

白1と曲がって生きるのは黒2から番号順に打たれ、黒12までとなった形はその後上辺白は何かしらの手入れが必要となり一気に細かくなります。なので

最初から黒1とケイマに打ってしまうのがおすすめです。これはどのように打ってきても対策が立てやすく勝率を上げるにはいいと思います。

白1には黒2から打っていって黒6が中々の手になります、白は受けが難しいので白5のケイマは一間にしておくべきでしょう。双方最善でこんなところです。

一番ありそうな白1には、黒2から白3、黒4と継ぎその後白7に対して黒8とじっくり打つのが高等テクニックになります。以下黒12までとなれば黒がわずかに良さそうです。また白3の代わりに下ハネを打ってきたら変に手筋を狙わずにじっくり伸びていて大丈夫です。

白1と上辺欲張ってきたら、黒2に打っておいて既に白が打ちにくいように思います。変に相手をしてしまうと相手の手筋にハマりますのでこの打ち方がおすすめです。この後は白が何とか下辺を生きるのが優先となります、上辺を荒らす暇はありません。

プロ同士の一例、白が時間使って頑張りまくってようやくこの図。黒がわずかにいいか…